「問題解決型」その他大勢側としての戦い方

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あなたは社会人になってから、こんなことを感じることはありませんか?

「俺は普段から同期の誰より学んでいるし、仕事にも真面目に取り組んでいる」
「俺は会社のため、お客さんのために同期の誰よりも頑張っている。正当な評価を受けていない」
「確かに俺は華々しい営業成績を上げたりはしてないけど、営業トップの奴が制約取れてるのだって俺の作った完璧な資料があるからだ」
「この会社はダメだ、腐ってる。容量だけよくて上司に気に入られてる奴ばかりが評価され、本当に会社のために頑張っている人間は二の次だ」

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社会人になると、学生の頃とはあらゆることが変化します。 特に、「会社」や「仕事」というものは「学校」とか「勉強」とは大きく異なるものです。

そのため、学校では優秀の成績を修めていた人間が、社会に出た途端埋もれてしまうことが多々あります。 何がそこまで違うのでしょうか?

この問題の答えは非常に簡単です。
求められているものが、社会と学校では全く違うのです。

 

学校から求められているものというのは、非常にわかりやすいです。
それは、「成績の良さ」と「素行の良さ」です。

つまりは、素行よく行動できてさえいれば、あと求められているのはテストの点数であり、レポートの出来栄えです。 したがって、それなりに頑張りさえすれば、その分の成果が望めるでしょう。

 

それでは、社会で求められているものとは何なのでしょうか?
この問いへの答えは、解答する人によって大きく違った答えが返ってくるはずです。

業績、売り上げ、責任感、礼儀やマナー、一般常識、優しさ、根性、コミュニケーション能力・・・

そのようなものも、確かに必要な要素かも知れませんね。
しかし、大きな枠で見ればその答えはたった一つです。

それは、【人としての本質】です。

人としての本質を磨いてきた人間は、どんな環境に身を置いていても絶対に悪いようにはなりません。 もしあなたがいま、置かれた環境の中で正当な評価を受けていないと感じているのなら、もしかするとそれはあなたの【人としての本質】が磨かれていないからかも知れません・・・

 

頑張っているはずですよね?
でも、結果が出ない。評価されない。

それなら、やはり何かが足りていないのかも知れません。

今回はそんな【人としての本質】を磨いていくための最初のステップについてお話させていただきます。それを理解するために今回お話しするテーマは「問題解決型と目標志向型」についてです。

1. 問題解決型と目標志向型への分類

世の中の人間は、2つのタイプに分類できると言います。
それが「問題解決型」と「目標志向型」です。

これは教育学や看護を学んできた人でしたら聞いたことのある分類かも知れませんね。
しかしここでは、そんな教科書で学ぶようなことではなく、もっと人としての本質に踏み込んで、少しでも価値のあるものを見つけられるように、深掘りして理解していきたいと思います。

 

人間は「思考のパターン」や「何かに取り組むときのアプローチの仕方」に自分でも意識しなければ気付きもしないような癖があります。癖というか、もっと言えば思考するための「考え方のベース」となる部分です。

それを専門用語では、その人が持っている「パラダイム」と呼びます。もう少しイメージしやすい言い方をするのなら「マインドベース」と言っても良いです。

 

さて、人間はその人が持っているパラダイム(マインドベース)の傾向によって「問題解決型」と「目標志向型」に分類できます。

もしあなたがこの名前だけ聞いて「あ、俺は間違いなく目標志向型だな」と思ったのなら要注意です。 実を言うと、世の中の80%以上の人間は問題解決型の思考をしていることが、研究でも明らかとなっています。当たり前のように、自然と目標志向型の考えができるのは、本当に限られた一部の人のみなのです!!

まずはこのことを頭に入れておきましょう。

[1章のポイント]
・人が持っている「思考のパターン」や「何かに取り組むときのアプローチの仕方」の癖、考えるためのベースとなるものを、その人の持っている「パラダイム」または「マインドベース」という
・人は持っているパラダイムの傾向によって「問題解決型」と「目標志向型」に分類することができる
・世の中の80%以上の人間は「問題解決型」の考え方をしている

2. 問題解決型とは? 目標志向型とは?

それでは、問題解決型や目標志向型とはいったい何なのでしょうか??
まずは簡単にまとめてみましょう。

・問題解決型の思考 : いま目の前にある問題を解決していくことを考える
・目標志向型の思考 : 目標を自分で設定し、それを達成するための道筋を考え、それに向けて脇目を振らず突き進む

非常に簡単に言ったらこのように分類できます。このようにだけ言われたら「俺もいつも目標から逆算して計画立てたりしてるぞ・・・俺はやっぱり数少ない目標志向型の人間だ!」と思ってしまうかも知れません。でも、これが落とし穴なんです。

 

いま説明したのは分かりやすい「教科書上」の分類に過ぎません。 全くもって、人の本質に踏み込んだ話はまだしていないのです。 では、実際のところどのような人が「問題解決型」で、どんな人が「目標志向型」なのでしょうか?

[2章のポイント]
・問題解決型の思考 : いま目の前にある問題を解決していくことを考える
・目標志向型の思考 : 目標を自分で設定し、それを達成するための道筋を考え、それに向けて脇目を振らず突き進む

3. 問題解決型と目標思考型の圧倒的な違い

確かにあなたも何か目的があるとき、目標を立てたりそこから逆算したりするかも知れませんね。 例えば、学校のテストで良い点を取りたかったとき、資格を取ろうと勉強するとき、会社の営業成績で良い結果を残したいとき、そんな時には作戦を考えたり、期日から逆算して計画を立てたりしたかも知れません。

でも、それだけでは目標志向型とは全然言えません。

どういうことなのか、学校の話だと分かりやすいので、テスト勉強という例をあげて解説しましょう。

 

あなたは「テストで良い点数を取りたい」と思ったとき、どのように行動するでしょうか?

優秀な方でしたら、自分で計画を立て、計画通りに着実にこなして結果を残していたかも知れませんね。

でも、いろいろな理由で計画通りに行かなくなってしまう方が多いのではないでしょうか? そこから先は人によって違うと思います。 計画通りにできなかった分、最後はできる限り頑張って何とか目標達成したり、目標達成には至らなくてもそれなりの結果にはなったという方もいるでしょう。また、計画通りにいかなくてやはり満足いく結果にもならなかったという方もいると思います。

結局はそのときそのときの問題などに振り回されて立てた計画通りになど行かず、そうすると計画通りに行かなかったことによって発生する新たな問題を解決するのに常にいっぱいになったりします。

何なら、試験までまだ日があるうちは「ゲームがやりたい」という自分の中の問題にすら振り回されていたり、勉強を始めても「嫌いな国語はやりたくない」とギリギリまで避けたりする人もいるかも知れません。そのように自分の【煩悩】を自分で律する能力も極めて低いのが、問題解決型の人間としての決定的な特徴です。

そこまでではないかも知れませんが、多かれ少なかれ、思い当たることがある方もいると思います。 このようなことをしている人は皆、間違いなく「問題解決型」の人です。

 

さて、ここで勘違いしやすいのが、先ほど例をあげた「計画通りに着実にこなして結果を出した人」についてです。このような人を「目標志向型」と呼ぶと思いがちですが、実はそれこそが大きな間違いなのです!

このような人はあくまで“出来の良い”問題解決型の人です。 このような人は自分を律することができて煩悩に踊らされたりはせず、自分で立てた計画に対して、毎日目の前にある問題ひとつひとつをちゃんと解決していける優秀な人です。 でも、いくら優秀だとしてもあくまで考え方は問題解決型の思考なのです。

これは、本物の目標志向型の人間を見たことがある人なら一目瞭然に分かります。 目標志向型の人は、定めた目標に対する向き合い方、取り組み方の次元が違うのです!!

 

目標志向型の人は、一度目標を立てたら「そのことのみ」に全力で向き合います。 寝ることを忘れたり、休憩もとらずにひたすら取り組むことも当たり前です。 目標達成へのモチベーションが雲泥に違うのです!

そして、目標達成をするために最善を尽くします。 試験勉強の例で言うなら、ただ計画を立てて真面目に勉強するだけではなく、効率的な目標達成への道筋を、勉強をしながらも常に考え続けています。 ただ自分で勉強するよりも手っ取り早いと思えば、先生や勉強の得意な友達の力を借りますし、先生のレベルが低くて授業が無駄だと思えば、授業中に寝てその分夜中まで勉強するという方法も迷わず取れます。

目標を達成することに対する意識の仕方、考え方のレベルや思考そのものが「問題解決型の人間」と「目標志向型の人間」では完全に異なっているのです!

だから当然、本気になった目標志向型の人間と同じスタートライン・同じ土俵でやりあえば、問題解決型の人間が勝つのは難しいです。 というか、まず間違いなく勝てないのです。

 

それなら、問題解決型の思考を持った人はどうすれば良いのでしょうか? 目標志向型になることを目指せば良いのでしょうか? 実は違うんです。
《目標志向型になろうとか、目標志向型で居るつもりでカッコだけつけてるだけの中身空っぽなのは論外として、自分がまず問題解決型なんだとまずは気付く事がすべてのスタートなのです》

 

そこを気が付きもしない、と言うか気付く気も無いから、何も始まらないと言うだけのことなのです。

それをより深く理解するために、もう少し現実に目を向けてみましょう。

[3章のポイント]
・「出来の悪い問題解決型」の人は、目の前の問題や自分の煩悩に振り回され、常に問題解決に追われている。なかなか計画通りにいかない
・「優秀な問題解決型」の人は、自分で立てた計画の通りに着々と問題を解決していき、安定して成果を残すことができる
・「目標志向型」の人は、目標を立てたのなら猪突猛進で突き進むだけでなく、最も結果が出る方法を考え出して実行できる

4. 社会や人生の中での問題はなお難しい

先ほどは「学校のテスト勉強」という極めて分かりやすい例を挙げましたが、これが社会に出た後はどれだけの差を生むことかわかるでしょうか??

先ほど例をあげた「出来の悪い問題解決型の人」「優秀な問題解決型の人」「目標志向型の人」
それらの人たちの差は、学校にいたときよりもはるかに大きく、明確に広がっていくのです!!

なぜなら、社会人としての仕事の問題や、人間関係の問題は「学校のテスト」や「入試」のように分かりやすくないからです。そもそも、何が問題なのかすらも自分で考えないことには見つからないことも非常に多いのです。

だから、問題解決型の人間の多くは「分かりやすい」日々の仕事などに忙殺されます。 たとえ上昇志向を持っている人だとしても、自分を高めるためにと思ってスキルアップや勉強をすることばかりに自分の時間を費やしてします。 それらも確かに価値のあることでありますが、そのような分かりやすい問題ばかりに手をとられ、もっと本質的な問題に目を向けられていないのです。

とは言え、同じ問題解決型であっても出来の悪い人は、本当に同じような毎日を繰り返してしまいますが、優秀な人なら着実にスキルアップし、結果を出してキャリアアップしていけるかも知れません。

 

それに対して、目標志向型の人はどうでしょうか? 目標志向型の人は、自分を取り巻いている現状の「本質」を見抜くのがうまい特徴があります。 そのときそのとき、自分が望む結果を得るためにはどんな方向性から、どのように取り組んでいくべきか、常に思考を重ね、実行し、思考をアップデートしています。

問題解決型の人から見たら、目標志向型の人間はそれほど頑張ってないように見えることもありますが、その裏では問題解決型の人とは違う方向性の努力を人一倍しています。 その結果、目標志向型の人は大きな成果をあげたり、上司の評価を得たりしているのです!

 

では、問題解決型の人と目標志向型の人で何が決定的に違うのかというと、「本質を見抜く力」です。
今回の場合に合わせてもっとわかりやすく言えば、「問題を定義する能力」が違うのです!!

[4章のポイント]
・社会における仕事の問題や人間関係の問題は、学校の成績とは違って何が問題なのかがわかりにくい
・問題解決型の人はそのような社会の中で、目の前にあるやるべき仕事や自分でやりたいと思った勉強など、分かりやすい問題に目をとらわれてしまいやすい
・それでも優秀な問題解決型の人は、自分で立てた目標をきちんと達成していくので成果が出たり、評価が上がったりする
・目標思考型の人は、自分がなしえたいと思っている目標を今いる環境の中で達成する方法を考えること、何が今問題なのか考えることができるので、より大きな成果を上げたり評価を得たりすることができる
・このように、問題解決型と目標志向型では「問題を定義する能力」に大きな違いがある

5. 「知らないということすら知らない」ことを理解する

そもそもですが、問題解決型の人間はどうしても目の前にある分かりやすい問題に思考をとらわれてしまいやすい特徴があります。 やらなければならない仕事があったり、目標としている資格や覚えたいスキルがあれば、「それを達成すること」に頭がとらわれてしまいやすいのです。

初めは何か目的があって資格を取ろうと思ったり、スキルを覚えようと思うものですが、やっている間に「資格を取ること」「スキルを覚えること」自体が目的になってしまうということです。 このように、そもそもの問題定義が弱いため目的意識も弱く、たとえ価値のあることをやり始めたとしてもその目的がいつの間にか変わってしまうのが問題解決型の人間の弱みです。

そして、そのように目的を見失っていると、また新たな問題が発生したとき、そちらばかりに思考がとらわれてしまい、せっかくやっていた価値のあるものすらもやめてしまったりするのです!

 

これは、本当に問題解決型あるあるです。
せっかく意味あって始めたのにやめてしまったこと、やり通せなかったことなど、そう言った人達を見てるとその失敗談はあげ始めたら切りがありません。

ただ、これは正直に言って生まれ持った脳の傾向なので、ある意味では仕方ない部分もあります。
どう頑張ろうとも、生まれ持った脳の作りからして違うので、問題解決型の人間は絶対に目標志向型にはなり得ないのです!!

 

さて、あなたは「じゃあ仕方ない」と諦めますか??
「やはりこの世は才能なんだ、どうせ何やったってうまくいかないんだ・・・」って、努力することをやめてしまいますか?

もし、少しでもそのようなことを思ったとしたら、それがまさに問題解決型の思考なんです!
わかりやすい問題は解決のため頑張れますが、問題自体がわかりにくい場合、その中から問題を定義する能力が低いのです!! もっと言えば「自分にわからない問題」には思考停止してしまっているのです!!

まず、それを変えるところからはじめなければなりません。

いまこれを読んでいるあなたは、おそらく問題解決型の人間です。 ここまで6700文字もこの文章を読んでいるあなたは、何かしら思い当たることがあるから読んでいるに違いないからです。 十中八九当たっています。

ですので、まずはそれを受け入れ、理解することからはじめましょう。

自分が「問題解決型」だと知る。
自分が自分自身の周りを取り巻いている問題を見落としているという事実を受け入れる。
まずはそれがすべてのはじまりです。

実際のところ、多くの人はさまざまなことを「知らないことすら知らない」のです。
自分では「知っている」と思っていることでも、よりレベルの高い人間からすれば、知っていることに入らないレベルなのです。

もしあなたから見て「自分ほどの努力をしてるわけでもないのに業績上げている」と思っている同僚がいたとしたら、もしかしたらその人はあなたの知らないところでめちゃくちゃ努力をしているのかも知れません。 遊んでいてばかりと見えていても、実は取引先の人と密にコミュニケーションをとって信頼を築く努力をしているのかも知れませんね。

実際にそんな人がいるかどうかは別の話として、そのような「自分の知らない事実が至るところにある」ということを知る必要があるのです。

その事実を受け入れましょう。
でも、悲観することも、絶望することも必要ありません。

「自分は思っている以上に何も知っていない」ことを知る。これを【無知の知】と言います。
歴史や現社の授業で習ったソクラテスが、古代ギリシャ時代に述べていた言葉です。【人間の本質はいつの時代も変わらない】のです。

そして、ソクラテスは【無知の知】は「よりよく生きるための指針」だとも述べています。

本当にその通りで、自分が「さまざまなことを見落としている」「知っているようで知らないことばかり」だと知ることで、「問題解決型としての戦い方」も見えてくるのです。

[5章のポイント]
・結果が出ていない問題解決型の人は、自分自身の周りを取り巻いている真の問題に気づきもしていない
・つまり、「知らないことすら知らない」状態にいる
・そのことを理解する、つまりは「無知の知」を得ることができれば、問題解決型としての戦い方を知ることができる

6. 「問題解決型」としての戦い方

この文章の中で、問題解決型の人も2種類に分類していたのを覚えていますか?

* 「出来の悪い問題解決型の人」: 目の前の問題や自分の煩悩に振り回され、常に問題解決に追われている。なかなか計画通りにいかない
* 「優秀な問題解決型の人」: 自分で立てた計画の通りに着々と問題を解決していき、安定して成果を残すことができる

この違いを生んでいるのはまさに、「知らないことを知っているか」の違いです。

優秀な問題解決型の人は、自分が煩悩に振り回されやすいこと、淡々とこなしていくことが自分の性質に合っていることを知っています。そのため、少しでも煩悩を取り除くための環境を作ったり、場当たり的にならないで済むような自分の中のルールを作ったりしているのです。

 

どれだけ出来の悪い問題解決型人間だとしても、目標志向型にはなれないとしても、大丈夫です。
無知の知を持ち、【素直な心】を持って努力を重ねれば、いつしか必ずや優秀な問題解決型の人間として、その他大勢ではなく、オンリーワンの価値を築けます。

なので、始めはお話になるところからがスタートです。
即ち、無知の知【知らない事を知る】ということです。
自分が何も知らないということを受け入れましょう。

 

そうは思っていても、はじめは難しいかも知れません。でも、せめて「自分が間違っているのかも知れない」という視点を持ってみましょう。
これからの時代は、それ以外の世界が無いと疑いもしないあなたは淘汰要員です。

人の助言や注意を素直に聞き入れて、その通りにやってみてください。
いざやってみたら、今まで自分に見えてないことが見えてくるかも知れませんよ。

偏見を捨ててもっと周りに目を向けてみましょう。
気づかなかった他人の良いところに気付けるかも知れません。

知らないということを知る、無知の知を持つ。
まずはここからはじめてみましょう。

あなたの人生が、少しでもより良い方向へ進み始めることを願っております。

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